中国映画:☆3『妖魔〜レゼクション〜』(2012年)
原題:『画皮Ⅱ』
ネタバレあり。
『画皮』の続編。
邦題もう少しなんとかならなかったのか…😥
『レゼクション』って復活って意味らしい。なら普通に『画皮Ⅱ〜復活〜』でいいような…?
『妖魔』って言葉もなんか西洋な感じがする。『あやかし』とかの方が雰囲気あると思うんだけどな〜。中国映画(特に香港映画)って、邦題で失敗というか、損してる気がする。
続編とはいうものの、前回から500年後のお話なので、王生もペイロンもいない。役者さんは同じだけど、全く別人物の設定。妖魔のシャオウェイだけ同じ。中国では当時大ヒットしたらしい。うん。なかなかおもしろかった☺️
シャオウェイ(ジョウ・シュン)は、前作で王生を助けたため、罰として氷漬けにされている。500年間も。恋した相手を助けただけなのにかわいそう(T_T)
あるとき、妹分の妖魔(ヤン・ミー)の手助けで氷から抜け出して逃走する。でも、逃げても逃げても氷はゆっくり追いかけてくる。
逃げてる途中で、仮面をした王女(ヴィッキー・チャオ)に出会う。王女は熱い心を持っていて、その心臓があれば氷から逃げられると、シャオウェイは彼女についていく。王女とシャオウェイは辺境の街に到着。この街を守る将軍霍心がチェン・クン💕かつて王女の護衛だったが、熊に襲われた王女を守ることができず、王女の顔に傷がついてしまい、自責の念から護衛をやめて辺境に行ってしまったみたい。王女は霍心を追いかけてきたのね。シャオウェイは霍心に妖術をかけて、霍心が自分に惹かれてしまうようにする。そして嫉妬とコンプレックスに苦しむ王女に自分の皮(見た目)と王女の心臓を交換しようともちかける。
なんといってもチェン・クンの色気💞
前作はチェン・クンの出番は控えめで、それはそれでミステリアスな感じでいいんだけど、今作みたいにがっつり前に出てるのも嬉しい🤭
前回は三角関係だったけど、今回のチェン・クンはぶれない。ひたすらヴィッキー・チャオ扮する王女ラブ💕
ただ、王女様とシャオウェイが、皮(見た目)を貸し借りするので、中身がコロコロ変わるの。なので、家事の合間にみるとかじゃなく、しっかり集中して観ないと、話がわからなくなっちゃう。
いやー、チェン・クンかっこよかったね。最初の目隠しして弓を引くとことか素敵!王女にボコボコにされて、フンガーッってなってるとこもかっこいい。ジョウ・シュンとヴィッキー・チャオの皮の交換シーンもすごかった〜。映画館でみたい映画だね。
中国映画☆4『画皮〜あやかしの恋〜』(2008年)
原題:『画皮』
ネタバレあり。
チェン・クン、ジョウ・シュン、ヴィッキー・チャオが共演した映画。
チェン・クンの色気がすごい!
ジョウ・シュンの演技力がひかる映画✨この映画見てジョウ・シュンってすごいんじゃ?と見直した。恋する女を演じたら誰も勝てないかも😳
辺境の街を守る将軍・王生(チェン・クン)。敵の陣営に奇襲をかけて突撃したときに、敵のテントに囚われていた美少女シャオウェイ(ジョウ・シュン)を助け出す。実はこのシャオウェイは妖魔で、人間の心臓を食べることによって美しさを保っていた。
妖魔でありながら、シャオウェイは王生に一目惚れしてしまう。そのまま王生の家に住み込み、彼の心を手に入れようと、夢の中で誘惑したり、現実でも目に涙いっぱい溜めてせまってみたり。でも王生は、自分には妻のペイロン(ヴィッキー・チャオ)だけなんだよとやさしく拒否。シャオウェイは、思い通りにいかずイライラ。
妻のペイロンはシャオウェイの正体に気づき、追い出そうとするが、王生は「シャオウェイが妖魔のはずがない」と信じない。ラブラブな夫婦だったのに、気持ちのすれ違いが…。
ラストよかった〜。シャオウェイの最後の表情が切ない…。愛してると言ってもらえて嬉しいような、でも結局どうしても手に入らないと諦めたような(T_T)いい映画だったな~。
チェン・クンのツルツルお肌!濃いお顔!特に寝間着姿がいい。マントとかずるずるした服装が大好き❤
しかし王生も気の毒な…。夜な夜なシャオウェイを抱く夢見せられて、現実でもシャオウェイがせまってきて。よく手を出さなかったね。なのに、ペイロンからは、「シャオウェイのこと好きなんでしょ」と話を聞いてもらえない😅しかも実際シャオウェイに惹かれ始めてるから、強く否定できない。
チェン・クンいわく、王生がどっちを愛してるのか最終的にどっちを選ぶのか、監督から教えてもらえなかったんだって。というか、監督にもわからないと言われたらしい。なんと結末未定のまま撮影が進んでたらしい。監督おもしろすぎるでしょ😂だから「え?結局どっちなの!」って感じを演じれたのね。王生は、ペイロンひとすじで、これこそ真実の愛!と思わせておいて、最後の最後にシャオウェイに「君のことを愛してる」だからね😑本心ではシャオウェイに惹かれてるけど、妻のペイロンを大事にするべきっていう義務感と、結局どっちも好きなんだよ〜っていう男の身勝手さみたいな?
中国映画に馴染みのない人には、退屈な映画かもしれない。そんなに盛り上がりのある話ではないし、地味と感じるかも。でも私は好きだな❤️
ところで…
画皮の映画パンフレットに、チェン・クン、ジョウ・シュン、ヴィッキー・チャオ3人とも1976年生まれって書いてた。中国のウィキペディアみたいな百度百科みたら、ジョウ・シュンは1974年って書いてた。おいおい、パンフレットが間違ってるってあり得るの?
ってか、ジョウ・シュンの方が年上なの?ふたつも?😳びっくり!
チェン・クンの映画色々
チェン・クンの映画の感想を何件か。
全てネタバレあり。
基本的に時代劇が好きなんだけど、チェン・クンみたさに現代劇に手を出してしまった😂
チェン・クンは現代劇のほうが多いみたい🤔
☆2『門』(2007年)
ホラーとかサスペンスとか無理なの。ほんとに怖がりで。なのに誘惑に負けて見てしまった😱だってこの頃のチェン・クンめっちゃハンサムだから。
最初の入りからもう怖かったよ〜(T_T)チェン・クンがぼそぼそ話してるだけなのに怖い!いつものいい声が不穏すぎる。狂気がにじみ出てる😱あ、もうこれ絶対彼女やってしまってると、途中からわかってるのに、やっぱり最後でヒエッてなった。
相手役は、『画皮Ⅱ』にもでてたヤン・ミーちゃん。でもほぼほぼチェン・クンの一人芝居。
ヤン・ミーの「なぜ愛し合うのはこんなに難しいの」ってセリフがつらかった…。
現実と妄想の中で、追い詰められていく主人公。彼女を愛するあまりの独占欲。無職の自分と成功している同級生たちとを比べて感じる劣等感。それらくら〜い感情から、お金持ちの友人と彼女が浮気している妄想、マンションの住人が自分を監視している妄想なんかがどんどんエスカレートしていく。。最後の最後に「これほどリラックスしたことはない」って。
結局全部妄想だったのかな?幽霊は本物?それとも妄想?とりあえず怖かった😞あ、お墓から手がうにょーんって出てきたときは、思わず笑ってしまった😂それは怖くないだろ〜。
しかしチェン・クンの引力がね…。もう見るのやめたいと思いつつ、ずっと目が離せなかった。しかしなんとも重い映画だった…。
☆2『花花型警』(2008年)
警察官のマイク(余文楽ショーン・ユー)は、父親のお金を使いまくって事件を解決したり、女の子にご飯奢ったり。同僚からは疎まれてる。そんなとき、大陸からリン刑事(陳坤チェン・クン)がくる。リンもかなりのお金持ち。でもマイクと違って無駄なお金は使わない。リンはマイクの元カノと親しげで、マイクは嫉妬する。
この映画のチェン・クンは、ガクト、TMの西川貴教、IZAMなどに見えた。髪型、服装やメイクのせいだけど、私の好みのチェン・クンではなかったな(;_;)
ショーン・ユーって見たことあるなと思ったら、『インファナル・アフェア』に出てたんだね。(チェン・クン以外はあんまり詳しくない😓)トニー・レオンの若い頃を演じてたんだっけ。懐かしい〜。
映画の感想としては、いまひとつかな。中国映画の残酷さがめっちゃでてたなー。女の子の指切っちゃうとか、犬の真似しろとか、仲間同士で殺し合えとか、日本のアイドル映画ではなかなかないよね。DVDのジャケット見てもっと明るい話と思ってた。うーんなんか疲れた…。
☆1『跟我的前妻談恋愛』(2010年)
ウェディング会社を経営している馬勇(チェン・クン)。結婚当初はラブラブだった妻(袁泉)とは離婚して、今は共同経営者の女性と付き合ってる。離婚した元妻を職場のカメラマン(ルー・イー)とくっつけようとするが…。
『雨のシンフォニー』で共演してたルー・イーが冴えないカメラマン役だった。前は、エリートでイケメンの医者役だった。今回はチェン・クンが会社の経営者なので、全く逆の配役だね。
この映画のチェン・クンは、三上博史みたいな感じ。うん。カッコいい💕ただ白いピアスがすごく気になった。なぜか片耳だけのピアス(^_^;)
ストーリーはいまいちわからず。キュンとくる場面なし。見どころがどこなのかわからない。最後はチェン・クンが、元妻とカメラマンの結婚式に乗り込んで、花嫁うばって逃げて、元妻とハッピーエンドになるんだろな~と思ってみてたら、なんか違った。元妻が勝手に一人で去っていった。はてな?元妻も主人公も勝手すぎるし、カメラマンも人の気持ち考えないし。いい人がいない。共演の女優さん、有名な人みたいだけど、あまり可愛くなくて残念。うーん…。
☆1『ラブ・オン・クレジット』(2011年)
原題:『幸福額度』
リンチーリンが一人二役(双子)で主役。チェン・クンは、お金持ちの御曹司。うん、いつも通りハンサム。でもなよなよしたおぼっちゃま役なんで、いつものキリっとした目つきがなくてちょっと残念…。
双子設定の必要あった?全く交叉しない双子の人生をそれぞれ描いてる。
リンチーリンが好きな人にはいいのかな。
なんか文句ばかりの感想になってしまった(^_^;)
やっぱり私は時代劇が好きなんだなと再認識。チェン・クンは現代劇だとどうしてもプレイボーイな役になっちゃうもんね。
時代劇もっとやってくれないかなあ。
本格時代劇でもワイヤーアクション全開の武侠ドラマでもいいから。
あと、悪役もやってほしいなあ。愛した女のために暗黒に落ちたダースベーダーみたいな。めっちゃ強くて頭のいいラスボスみたいな。みたいなー(^^)
中国映画☆5:『ムーラン』(2009年)
中国映画『ムーラン』の感想。
原題:『花木蘭』
ネタバレあり。
チェン・クン出演作でいちばん好き!
この映画をみてチェン・クンのファンになったの💕
いやもう本当に素敵すぎる。ため息が出る…。
醸し出す雰囲気がなんとも言えない。ホコリまみれでも包帯ぐるぐる巻きで顔が見えなくても、目だけでもかっこいい。かっこいいというか、素敵。
こんな独特な雰囲気がある役者さん他にいる?いやいや絶対いないよ。唯一無二!
映画の内容は、ディズニーでもアニメ化された有名な花木蘭のお話。高齢の父の代わりに、男装して従軍する花木蘭ことムーラン(ヴィッキー・チャオ)。軍隊で知り合った文泰(チェン・クン)と親しくなる。
ある夜、一人でこっそり温泉に入ってたら、文泰と鉢合わせしてしまう。なんとか顔を隠して逃げ出すが、その後兵舎で盗難騒ぎが起こる。身体検査で、全員裸になるよう命じられ、女であることを隠すために、自分が犯人だと名乗り出るムーラン。このとき、文泰は温泉であった女はムーランだと気づく。(見るからに女の子だけどね。っていうか、「木蘭」って花の名前よね?名前からバレそう。男の子にもつけるのかな?)
で、明日には処刑されるという夜に、ムーランが監禁されている小屋に文泰が訪れる。毛布と暖かいスープを持って…(T_T)
女だとばれないように、自分の遺体を焼いてくれ、父には戦場で戦って死んだとつたえてくれと涙ながらに頼むムーラン。優しく頷く文泰…。
このときのチェン・クンの顔がたまらない…。
すごくいい映画だと思う。合戦シーンは迫力あるし、ヴィッキー・チャオの演じる、強いけどやっぱり女の子で脆い心をもったムーランが、悩み挫折しながら進んでいくのがすごくいい。ストーリーも飽きさせない。あっという間の2時間だった。
ジャッキー・チェンの息子さんも出てて、お調子者のいい弟分を演じてた。
あと、適国の野心的な王子のフー・ジュンもぴったり。フー・ジュンは結構お気に入りの役者さん。『天龍八部』も素敵だったな〜。
最後もよかった。安易なハッピーエンドじゃなくて、幸せが眼の前にあるのに、祖国のために愛する人との別れを選ぶ。ムーランの信念、自立した強さがみれた。
ムーランと文泰は、現実主義で強い女と浪漫主義で弱い男をしっかり体現してる。
もちろん文泰は責任感もあり意思も強い男だった。ムーランに出会わなければ、おそらく自分の身分を隠したまま、絶望的な戦いのなかでも、最後まで仲間達と共に戦い死ぬことを選んだはず。だけど、ムーランに出会ってしまい、彼女の危機を救うために、自分の正体を明かし敵に捕らわれてしまう。人質になって、父皇に迷惑をかけるなんてことは、絶対にしたくなかったはず。でも結局最後の最後にムーランのために敵に投降してしまう。
そして、ラストでは自分の皇子としての責任を投げ出して、一緒に行こうとムーランを迎えに来るのがロマンチックなのよね。チェン・クンに『愛した女の為に全てを捨てる男』を演じさせたら最高だね❤そんな文泰に対して、現実主義で信念をもつムーラン。「平和の為なら何でもするとあなたは言った。」の一言で文泰を黙らせる。ラストシーンの少ないセリフに12年間の思いが込められていて、切なくて涙があふれてしまう。無駄にキスシーンとか入れずに、万感の思いがつまった抱擁ってのがほんとうによかったよ(T_T)
あえて注文をつけるなら、ヴィッキー・チャオの笑顔をもっとみたかったな。ずっと悲しそうな顔をしてたから。ムーランはつらい人生なんだけど、前半は若く元気な女の子でいてほしかった。10年も戦場にいて、仲間も文泰も失って、どんどん悲しい顔になっていく過程とかみたかった。ヴィッキー・チャオならうまく表現できると思う。かのじよが演じる「小燕子」や「剣萍」が大好きだった私としては、ずっと静かで愁いを帯びたムーランはもったいない。まあ、そこまで描くとなると、映画では時間がたりないのかな。
とにかく!この映画は、これまで見た映画のトップ3にはいる♪
映画館で大迫力で見てみたいな〜。
本:『中国詩境の旅』(森本哲郎)
昨日会社の友達とランチに行った。その子が易経にはまってて、八卦(占い?)の説明を延々としてくれた。半分も理解できなかったけど、すごいなあと感心した。
私なんて「中国の文化が好き💕」って言ってるくせに、漢文なんて全然読めないし、中国の歴代王朝言えっていわれても無理。ただミーハーな感じで好きなだけ。漢詩は聞くと好きだけど、意味はわからない。暗誦なんて絶対ムリ。まあミーハーな好きでもいいよね。なんとなくカッコいいっていうのも立派な「好き」だよね。
そんな私が大好きな本。
森本哲郎さんの『中国詩境の旅』。
テレビでやってる『世界の車窓から』を見てるような気分で読める本。
作者の旅好きが感じられる。
難しいことは書いてなくて、作者がのんびり旅をしながら思いつくままに、中国の詩や日本の俳句について紹介していく。蕪村の俳句なんて全くしらなかったけど、1つ覚えた☺️
"愁いつつ岡にのぼれば花いばら"
印象的だったのがふたつ。
ひとつは、菜の花畑に感動してる場面。作者が子供の頃にはよく見られた風景だったらしい。そうなんだーと新鮮だった。
菜の花畑は、中国の映画やドラマに良く出てくるイメージ。
ジャッキー・チェンとワン・リーホン共演の映画『ラストソルジャー』で象徴的に使われてた。
あとリー・ヤーポン版の『笑傲江湖』で竹林に行く前に、菜の花畑で寝っ転がってたな。なんか令狐中が一人で満足そうに自由を噛み締めてる感じで印象に残ってる。
どちらも幸せそうなのに、なんか物悲しい雰囲気になってる。その後からくる悲劇がわかってるからなのか?
なので、私にとって菜の花畑は、物悲しさを表す大陸のイメージだった。昔の日本でも普通の風景だったんだと知れてよかった。
もうひとつは、作者はファンからサインを頼まれるらしい。そのときに、記念に何か文章を書いてくれって言う人もいるんだって。で、作者が書いているという詩がこちら↓
"帰来坐虚室 夕陽在吾西"
(帰り来たって虚室に坐すれば 夕陽吾が西に在り)
こういうのいいな。何か書いてと言われて書ける1文がほしい。座右の銘的な?
昔、中国で知り合った女の子が記念にと写真の裏に書いてくれた文章がよかったなー。
"相逢一笑天涯便成故郷"
(笑顔に会えれば、天のはても故郷にかわる)
いい言葉だな~。
中国人は、日本にくらべて、故郷から離れて生活する人が多いんじゃないかな。大学は基本的に全寮制だったし。留学したり、都会に仕事を探しに行く人も多そう。私は、生まれた町でずっと生活してるし、一人暮らしの経験もない。今は結婚して、実家から徒歩1分の場所にいる。故郷から離れての生活や孤独ってのは、私はちょっと憧れてしまうな(^^)
ブックオフで暇つぶしに買った本だけど、寝る前に読む大好きな本になってる♪
中国ドラマ☆2:『争覇 〜越王に仕えた男〜』(2005年)
原題:『争覇伝奇』
ネタバレあり。
私の大好きなチェン・クン(陳坤)がめっちゃくっちゃカッコいいのよ?ホントに素敵。きれいなお顔。鋭い目つき!その濃い顔が大好き💕
でもね、ドラマとしてはおもしろくない。
他のキャストも脚本も演出も残念すぎる😢
まず西施。中国4大美女よ?絶世の美人よ?西施役の女優さん、キレイなんだと思うよ。ミス香港なんだっけ?でもね、普通の美人なんだよね。「絶世の」はつかない。後宮にいる宮女の一人って感じ。衣装はチャラチャラしてて安っぽいし(これはこの女優さんは悪くない)、所作とかも美しくないし。
チェン・クンは、時代劇に慣れてるから所作とかすごく綺麗なのよ。西施が范蠡(チェン・クン)の美しさについていけてない。
西施役にあわせてるからか、他の女優さんたちもきれいじゃない(T_T)ていたんも越の王妃様も王女様も綺麗じゃない。…というより不細工じやない?(ごめんね)やっぱり美男美女が見れるから、ドラマなわけで…。
次に呉王夫差。全然存在感ない。ワーワー言ってるだけの小物にみえる。「臥薪嘗胆」の臥薪の部分は夫差でしょ?苦労した感じも、越への恨みもセリフで言ってるだけで、復讐心とか悲壮感とか全く感じられない。ただの范蠡のストーカーで、スケベなおっさんに見える。あとね、あちこち気軽に出没しすぎ。大王でしょ?暇なの?
あと伍子胥。凄みが一切なし。ただの口うるさいおじいちゃん😅
あ、越王勾践はいい感じだったかも。私のイメージ通り。プライド高くて、言う事聞かないし、もういやだーって駄々こねるし。最後にはみーんな殺しちゃう悪い顔してる。
そして主役の范蠡。いやチェン・クンは好きだしカッコいいのよ?でも違和感あるんだよね。西施とホントに相思相愛なのか?全く心に響かない。
そもそも香港で呉越の壮大な題材を扱うのが無理だった?演出もセットも衣装もウソっぽい。リアリティなし。駆け引きもおもしろくない。
奴隷なのに気軽に馬車で走って、「あ、あれは范蠡では?」って目撃されてるのも謎だし。
まあいいのよ。ワイヤーアクションとかもあるし、そういうエンタメ重視のドラマとして作るのもありだと思うよ。でももっと面白くできるでしょ。チェン・クンがもったいない。そして美人をくれ〜。美男美女をみせてくれ〜。
いまネットフリックスで『鳳凰の飛翔(2018年)』をみてる途中なんだけど、このドラマのスタッフさんで、もう一度作りなおしてほしいな〜。衣装もきれいだし。話にすごい重みがあるし。いまチェン・クン47歳だっけ?今でも十分いける!臥薪嘗胆のお話は20年に渡る復讐の話だし。若者から壮年まで、今のチェン・クンならもっといい芝居ができそう。絶対おもしろいドラマになる!
そういえば、同じ題材のドラマで『燃ゆる呉越』(原題:越王勾践)もみたけど、比べ物にならないくらい、めっちゃおもしろかった。西施は凛とした美しさだったし、伍子胥も迫力あって、范蠡との攻防も見応えあり。勾践の耐える姿も悲壮感があった。まあ、こっちは本格的な時代劇だからね。また感想書こう。
久しぶりに途中で見るのを挫折してしまいそう。チェン・クンがカッコいいからだけでみてる。フリマで見つけて大喜びでポチったのにな〜。
まあでもやっぱりチェン・クン素敵だね。色黒のときのミステリアスな雰囲気が好きだー。髪の毛はらりと落としてるとこ多いけど、私としては、お団子にしてるのが好き。最初の夫差との出会いのとき、髪の毛ちゃんとお団子にしてて、夫差に名前を聞かれても、「山の者だ。名乗る名などない」って。目ヂカラ強い。カッコいい💕
中国映画☆5:『永遠の恋人たち バタフライ ラヴァーズ』(1994年)
『永遠の恋人たち バタフライ ラヴァーズ』の感想。
原題: 『梁祝』
ネタバレあり。
台湾の俳優さんで大好きなのが、呉奇隆(ニッキー・ウー)
この映画を見てファンになった。この人の色んな映画、ドラマを見たけど、やっぱりこれがダントツでいい(^^)
中国では有名な昔話らしく、貧乏学生の梁山泊と、男装で学問するお金持ちのお嬢様祝英台との悲恋物語。ロミオとジュリエットみたいな感じ。
監督は私の大好きなツイ・ハーク。
この映画のニッキー・ウーが素敵すぎて…。祝英台は男装して入塾してくるんだけど、胸に巻いてたさらしを、落としちゃって。それを梁山泊が拾うんだけど、「はて?これは何だろ?」って感じで、頭にかぶったり、足に巻いたりしてて、可愛すぎる!
祝英台のことが気になっちゃって、「俺はゲイなのか?」って悩んでるとこもかわいかった〜。
あまりにもすてきだから、ちょっとゲイっぽい同学に懐かれてる。その役者さんも、今では有名な人なんだよね?確か「楊家将」で四郎を演じてた。はじめは嫌なやつかと思ったけど、祝英台が結婚のために家に連れ戻されるのを、梁山泊に知らせてあげたり、めっちゃいい人だった。
祝英台を演じてるのが、チャーリー・ヤン。超美人ってわけじゃないけど、雰囲気がすごく可愛いね。何にも考えてないおバカなお嬢様だったのに、梁山泊と出会ってから、恋する顔になってた。すごい演技力!
ビデオ持ってるけど、ビデオデッキ壊れて処分した。でもこのビデオテープは処分できないな〜。
中国語版のVCDももってる。
日本語字幕つけてDVD出してほしい。それか映画館でみたいよー。絶対号泣する。